どうも!本を読むと20Pでスリープ状態の中山@RelCat0204です。
最近種に纏わる本を読むのにハマっています。読み切ったらレビューしますね。
今回は、ハウス栽培を行なっている方にはおなじみの点滴チューブについて思い出したことがあるので書いてみました。
点滴灌水は、限りある水資源を最大に活用するのに有効な方法
昨年、石川県羽咋市の自然栽培実践塾の米コースと野菜コースを受講していた時に、講師であるNICE FARMの廣先生からとても興味深い話を聞きました。
イスラエルの国土の60%は砂漠で、雨季も限られており水資源が日本と比べて非常に限られているにも関わらず、点滴灌水で土壌に水分を効果的に巡らせていく技術を開発しました。その結果、穀物を除き国内で必要な農産物を自給できる程の農業国になりました。
⏬NETAFIMの歴史
http://www.netafim.jp/netafim-history
⏬水がないから、ここまでこれた:イスラエルのウォーターテックが世界を救う
https://wired.jp/special/2016/israel/water-tech/
一度に多くの水を土に染み込ませようとすると、土壌の表層にしか行き渡らないことがありますが、少しずつ滴にすることによって深部まで水が行き渡るという仕組みです。(NEYAFIMのサイトには点滴チューブと露地散水用スプリンクラーがあります)
日本は高温、多湿な気候になりつつありますが石川県では2018年、7月頃1か月纏まった雨が降らない時期がありました。今後干ばつ、ゲリラ豪雨に見舞われる機会もあるでしょう。水を蓄えておいて、スプリンクラーやチューブで灌水するという方法が露地栽培でも可能になれば持続的な農業が可能になると思います。
記事中にある「キブツ」と言う文化?生活?がとても気になります。
キブツとは、農業共同体のことです。生活から仕事までを共にする団体でイスラエル内には200程の集まりがあるとのこと。この灌水技術も、元を辿ればキブツ内で開発されました。
AIの普及と共に、キブツのような文化が広まるかも
AIによって多くの人が働く必要がなくなった時、「どのように生きていくか」という課題にそれぞれ直面するのではないでしょうか。
年々、個の尊重が高まる日本ですが一周回って「似たような価値観の人間たちが生活を共にする」世界もあっていいし、私はそのような生活に憧れています。100人が別々に一人暮らしをするよりもコスパが良さそうだし、孤独死するということもなさそう。
もはやこの世では無限なのではないかと言えるほどの娯楽があふれた世界で、人が人らしく生きていくにはこのような試みがあってもいいのかなって。
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