農業をする上で気をつけたい、周囲への気配り

どうも、最近なかなかミニトマトの色づきが悪くてソワソワしている中山@RelCat0204です。

私が農業の世界に出会って5年が経ちました。主にミニトマトを中心に野菜の栽培を経験しました。色んな農家さんや法人の元で仕事をしていくうちに、なんとなく私が農作業をしていく上で大切にしたいことがハッキリしてきたので今回はその一部を記事にしてみることにします。

農業は、作物ができるまでに様々な過程があり、それらは全て作り手にかかっています。それが農業の醍醐味とも言えるし、作り手それぞれにこだわりがあります。

そこを突き詰めていくにはもっと経験を積む必要があるし、まだ情報収拾の段階にあると私は思っています。作物が出来るまでに数ヶ月という期間がかかるため、データを取るためには長い期間が必要です。

今回は技術的なことではなくて、私が仕事をしていく上で、また他のスタッフと連携を取るために大切にしていることを書きました。ベテラン農家さんからすれば当たり前の事ですが、私がそこに気づくまでに5年間かかったので、それをこれから農業をしたい人に発信してみたいと思います。

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農業は「やり直しがきかない」仕事

適期の作業が大切。分からない事は絶対に確認しながら作業する

まず、今までに私がやらかしたミスの一部を紹介。

  • メロンの果実のつるを短く切りすぎる(短すぎると商品価値が大幅に下がる)
  • かぼちゃの受粉し忘れ(15株植えて出来たのは1個だけ)
  • ハウスの巻き上げをし忘れて春菊を焼く
  • ピーマンの剪定をし過ぎて株が弱った

パッと思い浮かぶものを挙げてみました。まだまだありそう。

特に、農業法人に勤めていると収穫作業をする事も多いと思いますが、収穫にもルールがあり、出荷基準に合わせないと最悪出荷できない事もあるので初めての作業をするときは必ず先輩にお手本を見せてもらうようにしましょう。

先輩からお手本を見せてもらう→先輩が見ている前で自分でやってみる→直す場合がある場合、出来るまで先輩に見ていてもらう、というプロセスを経れば安心です。

一つのミスが、命取り。減収につながることも

例えば、農薬の使用に関する事であれば、作物に使用できない農薬を誤ってかけてしまった、収穫間近の作物に農薬を散布してしまい、出荷できなくなってしまった(農薬によっては、散布から決められた日数が経過しないと出荷できない場合があります。作付けから散布の回数上限が決められているものもあるため農薬の散布については注意すべき事項がたくさんあります。) など、ウッカリでは済まされない事もたくさんあります。

理想としては、防除日誌を確認する事です。(GAPでは作成が求められています。)慣れないうちは防除に詳しい人にダブルチェックをお願いすると更に安心です。

また、以前から農薬庫にあった農薬がある日登録から外れて使用できなくなる可能性もあります。

農薬の登録状況についてはこちらのサイトから確認することができます。

↓独立行政法人農林水産消費安全技術センター↓

http://www.acis.famic.go.jp/toroku/index.htm

資材の不足、物品の破損、紛失がないか気を配る

共有不足がロスを産む

整備された畑

複数人がそれぞれ違う作業をしていると、責任の所在があやふやになりがちです。

特に培養土やマルチシート、梱包資材などの必要物品の不足は必要になった時に気付いても手に入るまでに日数を要す場合があり、その日に計画していた作業が出来ず作業の遅れが生じます。作業の遅れが作物の出来を左右します。

農業ほど、「時は金なり」という言葉がふさわしい仕事はないのではないかと思うほどです。私の上司は、天候によって各スタッフの作業を考えるのが本当に大変だと嘆いていました。天気予報が微妙だったりする事もあるし、晴れのパターンと雨のパターンと両方考える必要があるので確かに骨の折れる事だと思います。

だからこそ、今やっている作業は当然のことながら、今後行う必要のある作業の事も考えて資材の過不足がチェックできる人がいるととても助かります。

例えば来週苗の定植を予定しているとしたら…例えば使うマルチについて。

  • マルチは今ある在庫で足りそうか?
  • 作業で使ったとして、あとどれくらい残りそうか?
  • 残りがどれだけになったら発注しようか?他にこのサイズのマルチを使う作業が今後発生するか?
  • 他に併せて発注しておいた方がいい物品はあるか?

とこれだけ考える内容があります。作業途中で「あぁ〜足りん〜〜」ってなったらショックじゃないですか?

これらを、全て上司や担当者に任せっきりにするのって、本人が結構大変だと思いませんか?あと、先ほど述べたようにみんなが使うものほど無くなりがち(責任の所在があやふやになるから)なので、無くなりそうな事に気付いたら発注することをみんなに伝えましょう。

資材管理台帳を作っておくと、責任の所在があやふやになることを防ぐことができますね。ダブり発注も防げそうです。

作業の後始末をする

整頓された農具

収穫カートやコンテナを、コンテナ内に作物の残渣を残したまま、時間が来たからといってそのままにして帰る人をよく見かけます。(少数派であって欲しい…)

これでは、使用したくなった時にすぐに使えないどころか、他の人からすればどこにあるのかわからず探す手間を掛けることになります。

作業が終わったら、基本「原点復帰」。定位置に綺麗にして戻しましょう。もし次の作業予定がわかっていれば、その準備をしておくと次の日すぐに仕事に取り掛かることができますね。

使用していて不具合が見つかった場合、放置せずに他のスタッフに報告しましょう。

特に農機具や農薬噴霧器での不具合は、重大な事故に繋がる事もあるので絶対放置してはいけません。作動音や、使用感に違和感があれば朝礼などで共有し、早めに点検、修理対応するようにしましょう。

ほ場をきれいな状態に保つ

今すぐ使う必要が無いものが無造作に置かれていたり、 ゴミが落ちていたり、草が伸びすぎていたら整えるようにします。邪魔になるのはもちろんですが、ほ場がきれいに保たれていれば作物の異常も見つけやすいです。

整った環境は、作業する人の気持ちも整えますし、丁寧に作業をしようと思えるものです。

良かれと思って行う作業でも、指示者にやっていいか確認を取る

作業の優先順位を理解する

脇芽が多いトマトハウス

最近私の身近にあった事なのですが、トマトを収穫している時に脇芽が伸びているからと脇芽も取ってくれている人がいました。

しかし収穫に時間がかかると、出荷担当者の作業時間が長引くのを避けたいので、収穫を優先して欲しい。脇芽取りも大切な作業ではありますが、指示する側としては収穫を早く終わらせて欲しい…

更に優先順位が高い他の作業をやって欲しい場合もあります。下手をしたら指示者からしたらやって欲しく無い作業かもしれません。(慣れている人に頼むつもりだった、等)

どの仕事でもそうですが、何をするかも大切ですが何をしないかもよく考える必要があります。

この作業は本当に今やらないといけないのかな?上司から作業指示を受ける時も、漠然とその作業を行うのではなく、何故今なのか?を考えるくせをつけましょう。わからなければ、上司に聞けばいい。一番いけないのが、言われたまま考えずに作業してしまう事です。

先に○○を行うべきなのでは無いか?と思ったら、提案してみればいい。例えそれが上司からしたら素っ頓狂な質問だったとしても、教える側の気づきになるだろうし、もしかしたらあなたの提案の方が効率的な場合があるかもしれません。

人が作る農作物だからこそ、周囲の人を大切にする気配りを忘れない

よじ登ってくる猫

私が複数の職場で農業をやってみて思ったのが、「ありがとう」が多い職場はいいものが育つという事です。

人やモノへの気配りができる、気づける人は作物の観察力も優れており、作物の変化に早く気づくことができます。それに、自分が野菜だったら優しい人の元で育ちたいと思いませんか?

私自身は、まだまだです。だからこそ、これからもっとたくさん素敵な先輩に会って、良いところを真似したり、栽培技術を勉強して作物に取って快適な環境が作れるようにしたい。

農業=生きる事そのもの。ボーッとしていたら、あっという間におばあちゃんになってしまいそうです…

 

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